【1月12日 AFP】米大リーグ(MLB)のセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)は11日、韓国出身の呉昇桓(Seung-Hwan Oh、オ・スンファン)投手と1年契約を結んだと発表した。

 プロ野球の阪神タイガース(Hanshin Tigers)からカージナルスへ移籍することが決まった33歳の右腕について、契約の詳細は明らかにされていないが、地元紙セントルイス・ポスト・ディスパッチ(St Louis Post-Dispatch)は、年俸総額500万ドル(約5億9000万円)で、2017年の契約オプションを球団側が保持していると報じている。

 カージナルスのジョン・モゼリアック(John Mozeliak)GMは声明で、「ブルペンに呉昇桓を迎えることは、多くの理由で重要な意味がある」とコメントした。

「まず何よりも、呉は大きな国際試合に出場して実力を証明しており、その才能と経験はわれわれのブルペンを大きく強化してくれるはず。また、アジア球史で最も優れた救援投手の一人を加えて、アジア市場に進出することについて、われわれは興奮している」

 クローザーのトレバー・ローゼンタール(Trevor Rosenthal)を筆頭に、ジョナサン・ブロクストン(Jonathan Broxton)、ジョーダン・ウォルデン(Jordan Walden)、セス・マネス(Seth Maness)、そしてケビン・シーグリスト(Kevin Siegrist)を擁するカージナルスのブルペン陣にとって新たな戦力となる呉は、韓国と日本でプレーして通算357セーブを記録している。(c)AFP