メッシが2015年バロンドール受賞、史上最多5度目
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【1月12日 AFP】2015年の国際サッカー連盟(FIFA)表彰が11日、スイスのチューリヒ(Zurich)で開催され、FCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)が通算5度目の世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」に輝き、最多受賞記録を更新した。
2009年から2012年まで4年連続でバロンドールを受賞しているメッシは、通算3度同賞に輝いたレアル・マドリード(Real Madrid)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を栄光の座から引きずり降ろした。
ブラジル代表のスター選手で、メッシとはバルセロナのチームメートであるネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は、各国の代表監督と主将、そしてサッカー記者による投票で3位だった。
28歳のメッシは、「クリスティアーノ・ロナウドが2年連続で受賞していたバロンドールに返り咲いたことは、とても特別なこと」とコメントした。
「これが5回目なんて信じられない。今回のバロンドールは、子供の頃に夢に描いていた以上の意味がある」
メッシが全体の41パーセントに上る支持票を獲得したのに対し、ロナウドは28パーセント、メイマールは8パーセントの得票率だった。
2007年にブラジル出身のカカ(Kaka)が栄誉に輝いて以降、バロンドールの受賞者はメッシとロナウドの2人が独占する状況となっている。
メッシは、最大のライバルであるロナウドについて、「常に良い関係を築いている」と語り、「お互いプロフェッショナルに徹し、日々しのぎを削り合っている。それは、別のチームでプレーしているからであって、マスコミが勝手に僕らを比較しているんだ」と強調した。
「僕らは、常に互いを称賛し敬意を払っている」
史上最多となる5度目の受賞となったメッシだが、受賞の直前にはこれらの個人賞すべてと引き換えにしても、W杯の栄光を手に入れたいと発言していた。
「個人よりもチームとしての栄冠のほうが重要だ」と語ったメッシは、W杯について「選手全員の目標であり、まさに頂点なんだ」とつけ加えている。
メッシを擁するアルゼンチン代表チームは、2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で優勝まであと一歩まで迫ったものの、決勝でドイツ代表に0-1で敗れている。
一方年間最優秀監督には、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督とチリ代表のホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督を抑え、FCバルセロナのルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督が選ばれている。
また最優秀ゴール賞「FIFAプスカシュ賞(FIFA's Ferenc Puskas Award)」には、ブラジル人選手ウェンデル・リラ(Wendell Lira)が決めたオーバーヘッドシュートが選ばれている。(c)AFP/Eric BERNAUDEAU