デヴィッド・ボウイさんが死去、69歳 がんで闘病
このニュースをシェア
【1月11日 AFP】(更新、写真追加)英国の伝説的なマルチミュージシャン、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)さん(69)が10日、がんで死去した。ツイッター(Twitter)とフェイスブック(Facebook)の同氏の公式アカウントで11日、明らかにされた。
これによると、ボウイさんは1年半におよんだ闘病の末に、家族に見守られ安らかに亡くなったという。
ボウイさんは、通算25作目のスタジオアルバム「★(ブラックスター、Blackstar)」を発売したばかり。1969年に「スペース・オディティ(Space Oddity)」のヒットで脚光を浴びて以来、英音楽界で最大級の栄誉を手にしてきたアーティストの人生に幕が下ろされたことになる。
最初の妻だったアンジェラ(Angela Bowie)さんとの間の息子で、映画監督のダンカン・ジョーンズ(Duncan Jones)氏は自身のツイッターアカウントに「非常に残念で悲しいことだが、(訃報は)本当だ。しばらくの間はネットから離れることになる。みんなに愛をこめて」と投稿。父親が亡くなった事実を認めた。
本名をデヴィッド・ロバート・ジョーンズ(David Robert Jones)というボウイ氏は1947年1月8日、ロンドン(London)南部のブリクストン(Brixton)で生まれた。
1966年、英ビートルズ(The Beatles)のライバル的存在だった米ポップグループ「モンキーズ(The Monkees)」のリードボーカル、デイビー・ジョーンズ(Davy Jones)との混同を避けるため、デヴィッド・ボウイに改名。
その後1970年代には優れたアルバムの数々を立て続けにリリースし、英国の音楽シーンを支配しただけでなく、米国をも席巻した。(c)AFP