ゴールデン・グローブ賞、『レヴェナント』3冠 ガガも女優賞
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【1月11日 AFP】第73回ゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)の授賞式が10日、米ロサンゼルス(Los Angeles)近郊のビバリーヒルズ(Beverly Hills)で行われ、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)主演のスリラー『レヴェナント:蘇えりし者(The Revenant)』がドラマ部門の作品賞と主演男優賞、監督賞の最多3部門に輝いた。
ミュージカル・コメディー部門では、マット・デイモン(Matt Damon)主演の大ヒットSF『オデッセイ(The Martian)』が作品賞と主演男優賞の2部門を制した。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(Alejandro Gonzalez Inarritu)監督が手掛けたレヴェナントは、伝説的な毛皮ハンターであるヒュー・グラス(Hugh Glass)の壮絶なサバイバルを描いた作品。一方のオデッセイは、火星に一人取り残された宇宙飛行士の物語だ。来月のアカデミー賞(Academy Awards)でも、両作品の受賞が期待される。
また、今回のゴールデン・グローブ賞では、米歌手レディー・ガガ(Lady Gaga)が「アメリカン・ホラー・ストーリー:ホテル(American Horror Story: Hotel)」の演技でテレビ・ドラマ部門の主演女優賞を受賞。「歌手になろうと思う前は、女優になりたかった。ただ、音楽のほうが先にうまくいった」と明かし、涙を流して喜んだ。
主要部門(映画)の受賞結果は以下の通り(★が受賞)
<作品賞(ドラマ)>
- 『キャロル(Carol)』
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード(Mad Max: Fury Road)』
★ 『レヴェナント:蘇えりし者』
- 『ルーム(原題、Room)』
- 『スポットライト 世紀のスクープ(Spotlight)』
<主演男優賞(ドラマ)>
- ブライアン・クランストン(Bryan Cranston)--『トランボ(原題、Trumbo)』
★ レオナルド・ディカプリオ --『レヴェナント:蘇えりし者』
- マイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)--『スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)』
- エディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)--『リリーのすべて(The Danish Girl)』
- ウィル・スミス(Will Smith)--『コンカッション(原題、Concussion)』
<主演女優賞(ドラマ)>
★ ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)--『キャロル』
- ブリー・ラーソン(Brie Larson)--『ルーム』
- ルーニー・マーラ(Rooney Mara)--『キャロル』
- シアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)--『ブルックリン(原題、Brooklyn)』
- アリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander)--『リリーのすべて』
<作品賞(ミュージカル・コメディー)>
- 『マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short)』
- 『ジョイ(原題、Joy)』
★ 『オデッセイ』
- 『スパイ(原題、Spy)』
- 『トレインレック(原題、Trainwreck)』
<主演男優賞(ミュージカル・コメディー)>
- クリスチャン・ベイル(Christian Bale)--『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
- スティーヴ・カレル(Steve Carell)--『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
★ マット・デイモン(Matt Damon)--『オデッセイ』
- アル・パチーノ(Al Pacino)--『Dear ダニー 君へのうた(Danny Collins)』
- マーク・ラファロ(Mark Ruffalo)--『インフィニトリー・ポーラー・ベア(原題、Infinitely Polar Bear)』
<主演女優賞(ミュージカル・コメディー)>
★ ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)--『ジョイ』
- メリッサ・マッカーシー(Melissa McCarthy)--『スパイ』
- エイミー・シューマー(Amy Schumer)--『トレインレック』
- マギー・スミス(Maggie Smith)--『ザ・レディ・イン・ザ・バン(原題、The Lady in the Van)』
- リリー・トムリン(Lily Tomlin)--『愛しのグランマ(Grandma)』
<監督賞>
- トッド・ヘインズ(Todd Haynes)--『キャロル』
★ アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(Alejandro Gonzalez Inarritu)--『レヴェナント:蘇えりし者』
- トム・マッカーシー(Tom McCarthy)--『スポットライト 世紀のスクープ』
- ジョージ・ミラー(George Miller)--『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
- リドリー・スコット(Ridley Scott)--『オデッセイ』
<助演男優賞>
- ポール・ダノ(Paul Dano)--『ラブ&マーシー 終わらないメロディー(Love & Mercy)』
- イドリス・エルバ(Idris Elba)--『ビースト・オブ・ノー・ネーション(Beasts of No Nation)』
- マーク・ライランス(Mark Rylance)--『ブリッジ・オブ・スパイ(Bridge of Spies)』
- マイケル・シャノン(Michael Shannon)--『ドリーム ホーム 99%を操る男たち(99 Homes)』
★ シルヴェスター・スタローン(Sylvester Stallone)--『クリード チャンプを継ぐ男(Creed)』
<助演女優賞>
- ジェーン・フォンダ(Jane Fonda)--『ユース(原題、Youth)』
- ジェニファー・ジェイソン・リー(Jennifer Jason Leigh)--『ヘイトフル・エイト(The Hateful Eight)』
- ヘレン・ミレン(Helen Mirren)--『トランボ』
- アリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander)--『エクス・マキナ(原題、Ex Machina)』
★ ケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)--『スティーブ・ジョブズ』
<外国語映画賞>
- 『ザ・ブランド・ニュー・テスタメント(英題、The Brand New Testament)』(ベルギー、フランス、ルクセンブルク)
- 『ザ・クラブ(英題、The Club)』(チリ)
- 『フェンサー(The Fencer)』(フランス、ドイツ、エストニア)
- 『マスタング(原題、Mustang)』(フランス)
★ 『サウルの息子(Son of Saul)』(ハンガリー)
<脚本賞>
- 『ルーム』
- 『スポットライト 世紀のスクープ』
- 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
★ 『スティーブ・ジョブズ』
- 『ヘイトフル・エイト』
<アニメーション作品賞>
- 『アノマリサ(原題、Anomalisa)』
- 『アーロと少年(The Good Dinosaur)』
★ 『インサイド・ヘッド(Inside Out)』
- 『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE(The Peanuts Movie)』
- 『映画 ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~(Shaun the Sheep Movie)』
(c)AFP/Jocelyne ZABLIT