【1月9日 AFP】ダカールラリー2016(Dakar Rally 2016)は8日、第6ステージが行われ、プジョー(Peugeot)のステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)がステージ優勝を果たし、総合首位に立った。

 12度目の総合優勝を目指す50歳のペテランセルは、ウユニ(Uyuni)の塩原を周回する今大会最長の542キロのスペシャルステージ(競技区間)で、豊富な経験を生かして5時間1分7秒を記録し、2位に入った同じくプジョーのカルロス・サインツ(Carlos Sainz、スペイン)に17秒差をつけた。

 世界ラリー選手権(WRC)で優勝9度のセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)は、パンクや電気系統の故障に悩まされ、今ステージでペテランセルに約8分差をつけられ、総合首位から転落した。

 総合順位はプジョー勢が上位を独占しており、ローブは合計タイムでペテランセルと27秒差で総合2位に、サインツは同5分55秒差で総合3位につけている。

 前回大会を制しているミニ(MINI)のナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)は、ペテランセルに15分以上の差をつけられて総合4位となっている。

 一方、二輪部門ではKTMのトビー・プライス(Toby Price、オーストラリア)が今大会3度目のステージ優勝を果たした。

 同じくKTMのマティアス・ウォークナー(Matthias Walkner、オーストリア)が1分5秒差で2位に入り、ホンダ(Honda)のパウロ・ゴンサルベス(Paulo Goncalves、ポルトガル)は1分12秒差で3位に入り総合首位を守った。

 9日の第7ステージは、ウユニからアルゼンチンのサルタ(Salta)間で争われる。(c)AFP