米アラバマ州判事、同性婚許可に停止命令
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【1月7日 AFP】米アラバマ(Alabama)州最高裁判所の主席判事は6日、同州当局による同性婚の禁止は合法との判断を下し、同州の検認裁判官に同性カップルへの結婚許可証の発行停止を命じた。
米国では昨年6月、州当局は同性婚を禁じることはできず、これまで同性婚を禁じていた州も同性婚を認めなければならないとした歴史的な判決が、連邦最高裁によって下されていた。連邦最高裁は、アンソニー・ケネディ(Anthony Kennedy)判事が記した多数意見の中で、同判決内容は結婚の権利の拡大を全米に適用するものであることを明確にしている。
しかし、アラバマ州最高裁判所のロイ・ムーア(Roy Moore)主席判事は、司法判断に拘束されるのは「その裁判の当事者のみ」だと論じ、連邦最高裁で審理された訴訟で当事者となったのは、ミシガン(Michigan)州、ケンタッキー(Kentucky)州、オハイオ(Ohio)州、テネシー(Tennessee)州の同性カップルのみだったと指摘した。
ムーア判事のこうした主張に対しては、連邦最高裁の判決が全米に適用されることに疑問の余地はないという批判の声が、早速上がっている。(c)AFP