伝統食を「馬のペニス」と呼んだ英国人、国外追放に キルギス
このニュースをシェア
【1月5日 AFP】中央アジアのキルギス当局は、現地の伝統食である馬肉ソーセージを馬のペニスになぞらえたコメントを交流サイト(SNS)のフェイスブック(Facebook)に投稿した英国人男性に、国外追放処分を科した。内務省の報道官が4日、明らかにした。
処分を受けたのは、カナダ・トロント(Toronto)に本社を置くセンテラ・ゴールド(Centerra Gold)の従業員であるマイケル・マクフィート(Michael Mcfeat)さん。同報道官によると、東部カラコル(Karakol)市の裁判所が、適切な滞在許可を得ていなかったことを理由に国外追放処分を決定した。マクフィートさんはこれに先立ち、人種的憎悪を扇動した罪で禁錮3~5年の刑が下される恐れがあったが、国外追放によって収監は免れた。
マクフィートさんは昨年の大みそか、キルギス人らが年末年始を祝うために「特別なごちそうである馬のペニス」を食べようと行列をつくっているとフェイスブックに投稿。伝統的な馬肉ソーセージ「チュチュク(chuchuk)」について言及したこの投稿について、地元の同僚たちは激しく反発し、1月2日から3日にかけてストライキを実施した。
同僚からの告発を受け、マクフィートさんは3日、人種的憎悪を扇動した容疑で警察に身柄を拘束されていた。(c)AFP