【1月4日 AFP】(更新、写真追加)インド北東部のミャンマーやバングラデシュとの国境付近で4日未明、マグニチュード(M)6.7の地震があり、これまでに少なくとも8人の死亡が確認された。揺れは数百キロ離れたバングラデシュ国内でも感じられ、パニック状態の住民が通りに飛び出す様子が各地で見られた。

 米地質調査所(USGS)によると、地震があったのは現地時間午前4時35分(日本時間同8時5分)ごろで、震源はマニプール(Manipur)州の州都インパール(Imphal)の西北西29キロの地点。

 インド政府の災害当局によると、インパールで5人が死亡、33人が負傷したことが確認された。複数の建物に被害が出ているという。ただ、市内の主要な病院の関係者によれば、地震後に50人以上が頭部の負傷や手足の骨折で治療に訪れたという。

 一方、隣国バングラデシュでも、地震で心臓発作を起こした男性2人と、避難中に脳卒中を起こした男性1人の計3人が死亡した。首都ダッカ(Dhaka)の警察当局によれば、40人が市内の病院で治療を受けているという。

 地震の揺れは、震源から約600キロ離れた西ベンガル(West Bengal)州のコルカタ(Kolkata)でも感じられた。(c)AFP/Zarir HUSSAIN