【1月3日 AFP】英石油大手BPのボブ・ダドリー(Bob Dudley)最高経営責任者(CEO)は2日、既に記録的な安値水準で低迷している原油価格が2016年に一段安となり、産油国は一層の苦戦を強いられる可能性があるとの見通しを示した。

 原油価格は昨年34%も下落。世界的な供給過剰の長期化や、エネルギー需要が大きい中国の経済減速が打撃となった。

 ダドリー氏は英BBCラジオに対し、「第1四半期に底を打つかも知れない」と語った他、原油価格は今年末にかけて安定する可能性もあるが、近い将来は低迷が続くと予想。「価格低迷が長期化する可能性はこれまでにも指摘されており、わたしは2~3年続くと考えている。ただ、好況と不況は必ず循環する」と語った。(c)AFP