ベルギーのドール原発1号機が自動停止、再稼働からわずか3日
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【1月3日 AFP】ベルギーで2日午後6時(日本時間3日午前2時)ごろ、3日前に再稼働したばかりの老朽原発が自動停止した。安全面のリスクはないとされる。原発を操業している電力大手エレクトラベル(Electrabel)の広報担当者が、ベルギーのベルガ(Belga)通信の報道を確認する形でAFPに語った。
停止したのは北部にあるドール原発1号機(Doel 1)。同国は2025年までに国内の原発を段階的に全廃する原則を盛り込んだ脱原発法を制定し、これに沿って昨年2月に1号機を停止したものの、12月30日に運転を再開していた。
今回の自動停止について広報は、「万事手順通りに進行し、安全面や作業員、地域住民、環境への影響はなかった」と説明した。
先月ベルギーでは運転開始から40年が経過したドール1号機とドール2号機(Doel 2)の運転を2025年まで延長することで合意が成立し、停電を招きかねなかった長年にわたる対立に終止符を打った。両原発の出力合計は86万6000キロワットで、同国の総発電能力の約6%に相当する。(c)AFP