ドバイ高級ホテルで大みそか夜に火災、負傷者16人
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【1月1日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)にある高級ホテルで12月31日夜、火災が発生し、16人が負傷した。現場では大きな火の手が上がったが、付近で準備が進められていた新年を祝う花火の打ち上げは予定通り行われた。
現場は世界一高い超高層ビル「ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)」からわずか数ブロックの場所に位置するホテル「アドレス・ダウンタウン・ドバイ(Address Downtown Dubai)」。目撃者らの話では、火は複数階に燃え広がった。周辺ではサイレンが鳴り響き、上空にはヘリコプターが出動した。
ドバイ警察署長によると、ホテルの宿泊客は全員避難した。出火から3時間たっても鎮火しておらず、「火が収まるまで出火原因は分からない」としている。
ある目撃者は、出火したのは午後9時半(日本時間1月1日午前2時半)ごろだったと語った。また現場に居合わせたAFPカメラマンの話では「ホテル建物の中ほどの階で出火し、火の手は稲妻のように下りたかと思うと、またすぐ上へ伸びていった」という。
当局のツイッター(Twitter)によると、出火したのは20階で、火が回ったのは建物の外側だけだった。「消防隊4班が出動して」消火作業に当たったとしている。
同市の花火大会は予定通り開催された。午前0時を回ると、高さ828メートルのブルジュ・ハリファを皮切りに各地で花火が上がり、数千人の見物客が歓声で迎えた。(c)AFP