【12月31日 AFP】韓国の検察当局は30日、プロ野球の阪神タイガース(Hanshin Tigers)との契約が満了し、米大リーグ(MLB)への挑戦を表明していた呉昇桓(Seung-Hwan Oh、オ・スンファン)投手を国外での賭博の罪で略式起訴し、罰金700万ウォン(約72万円)の略式命令を請求した。

 聯合(Yonhap)ニュースなどの報道によると、韓国を代表するクローザーである33歳の呉は、昨年マカオ(Macau)で約4000万ウォン(約410万円)の賭博に興じたとみられているが、検察側は常習性はないと結論づけた。略式起訴のため、呉は裁判に出廷する必要は無い。

 検察は、違法賭博に関与したことを認め、韓国プロ野球の三星ライオンズ(Samsung Lions)から放出されたと伝えられている林昌勇(Chang-Yong Lim、イム・チャンヨン)投手に対しても、呉と同額の罰金の略式命令を請求している。(c)AFP