米の悪天候、死者43人に
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【12月28日 AFP】米国南西部からカナダにかけた広い範囲で、数日間にわたって続いている竜巻を含む悪天候による死者は、27日までに少なくとも43人となった。
空の便は数百便がキャンセルされ、主要幹線道路の一部は冠水し、米国人数百万人の休暇の旅行計画に混乱をもたらしている。米国立気象局(NWS)は、米南部で生じた季節はずれの暖気による強い低気圧で今後数日間、暴風雪や氷晶雨、鉄砲水などに警戒するよう呼び掛けている。
ニューメキシコ(New Mexico)、テキサス(Texas)、ミズーリ(Missouri)の各州では、27日の暴風雨の被害に対応するため、州全体または一部に非常事態が宣言された。アラバマ(Alabama)、ミシシッピ(Mississippi)、ジョージア(Georgia)でも既に同様の措置が取られている。
テキサス州では12月としては珍しい竜巻が発生し、人口の多いダラス・フォートワース(Dallas-Fort Worth)大都市圏で、少なくとも11人が死亡した。またミズーリ州では鉄砲水で少なくとも8人が死亡。ミシシッピ州では悪天候に関連し、10人が死亡したと発表している。(c)AFP/Laura Buckman