【12月27日 AFP】オーストリア警察は26日、年末年始の休暇シーズンにテロが起きる恐れがあるとの警告を受け、首都ウィーン(Vienna)をはじめとする国内各地の警備を強化したと発表した。

 ウィーンの警察は声明で「友好国の情報機関から、欧州各国の政府に対して、クリスマスから新年にかけて、大勢の人々が集まる地域で爆弾または銃を使用した襲撃が発生する可能性が警告された」と述べた。警告には「襲撃を実行する可能性がある複数の人物」の名前が含まれていたものの、これまでの捜査ではまだ具体的な摘発などにはつながっていないという。

 警告を受けて警察は、公の場で行われる行事の警備や、ウィーンなど全国各地の路上検問を強化する方針を表明した。(c)AFP