【12月21日 AFP】インド洋の島国モーリシャスからフランス・パリ(Paris)へ向かっていたエールフランス(Air France)機が20日、不審物が発見されたためにケニアで緊急着陸した騒ぎについて、この不審物は段ボールと家庭用タイマー装置を用いて作られたもので爆発物ではなかったことが分かった。

 今回の騒ぎでは、乗客459人と乗員14人が搭乗するボーイング(Boeing)777型機内のトイレで、乗客の一人が不審物を発見し、乗員に連絡した。

 エールフランスのフレデリック・ガジェ(Frederic Gagey)最高経営責任者(CEO)はパリでの記者会見で、不審物は段ボールや紙片、タイマーを組み合わせたものだったと説明。「これまでに得た情報では、不審物が機体を損傷させるような爆発を引き起こすのは不可能だった」と語った。

 不審物は乗客の一人がトイレに置いたものと推測されるとし、今回の爆弾騒ぎは「悪い冗談」によるものだったようだと述べた。(c)AFP/Fran BLANDY with Peter MARTELL