【12月20日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領と家族は19日早朝、クリスマスと新年の休暇を過ごすためハワイ(Hawaii)州オアフ(Oahu)島に到着した。

 ホノルル(Honolulu)のパールハーバー・ヒッカム(Pearl Harbor-Hickam)合同軍事基地に降り立った大統領専用機エアフォースワン(Air Force One)から出てきたオバマ大統領は、コートを脱ぎ、ネクタイも外した姿で霧雨の中、笑顔で手を振った。

 ミシェル(Michelle Obama)夫人と娘のマリア(Malia Obama)さん、サーシャ(Sasha Obama)さんも、夏らしい服装で大統領の後に続いた。

 ハワイに向かう途中、オバマ大統領は銃乱射事件が起きたカリフォルニア(California)州サンバーナーディーノ(San Bernardino)に立ち寄り、被害者家族や負傷者らと3時間にわたり面会。事件後に許容することの大切さを訴えている遺族らが「米国の長所」を象徴していると賞賛した。

 ハワイ到着後、大統領一家は専用車で同島カイルア(Kailua)の海辺にある別荘に向かった。

 来年の年末は次期大統領への引き継ぎ期間に当たるため、オバマ大統領にとっては今回が現職大統領として最後のハワイ休暇となる可能性もある。オバマ大統領は通常、ハワイでの休暇中はゴルフや家族とのビーチ散策を楽しみつつ、政治対応も行う。(c)AFP