【12月18日 AFP】米海洋大気局(NOAA)は17日、11月の世界の平均気温が過去最高を記録したと発表した。2015年が近現代史上で最も暑い年になることは、ほぼ確実だという。

 NOAAの月例気象報告書によると、先月は過去136年間で最も暖かい11月で、7か月連続で月平均気温の最高記録を更新した。世界の地表気温と海面水温の平均値は20世紀平均を1.75度上回り、「11月としては1880~2015年の最高値」だという。

 月平均気温も12か月のうち9か月で過去最高を記録しており、先月までの7か月は毎月記録を更新している。

 NOAA国立環境情報センター(National Centers for Environmental Information)のジェイク・クラウチ(Jake Crouch)氏は報道陣に「現時点で、われわれは2015年が記録史上、最も暖かい年となることをほぼ確信している」と語った。

 そうならない唯一の条件は、12月が厳冬となって平均気温が1916年12月の過去最低記録をさらに0.43度下回ることだ。だがクラウチ氏によれば、まずあり得ないという。(c)AFP/Kerry Sheridan