仏、「痩せ過ぎモデル」規制法案を可決 健康証明を義務付け
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【12月18日 AFP】フランス国民議会(下院)は17日、極端な細身のモデルに対し、医師による健康証明書の提出を義務付ける法案を可決した。違反者には最高で6月の禁錮刑や7万5000ユーロ(約1000万円)の罰金が科される。
同法案ではさらに、「シルエットを細くしたり膨らませたりする」ために修正したモデルの写真に「加工済み」という表示を義務付けることも定められた。
以前の法案では、モデルの体格指数(BMI、身長と体重から割り出される体脂肪の指数)の最低基準を設定することを提案し、ファッション業界から猛反発を受けたが、今回の法案ではモデルが痩せ過ぎているか否かの判断は医師にゆだねられることになった。
以前の法案ではまた、拒食症や過食症に肯定的とされる「プロアナ(pro-ana)」と呼ばれるウェブサイトを規制するため、過度な痩身の奨励を処罰の対象とし、最長1年の禁錮刑を科すとした規定もあったが、今回の法案では削られた。(c)AFP