【12月12日 AFP】仏パリ(Paris)同時テロ事件の現場で押収された銃が、米国の大手銃器ディーラーが販売した銃である可能性を示す報告を受け、同社は11日、当局の捜査に協力していることを明らかにした。

 フロリダ(Florida)州デルレイビーチ(Delray Beach)に本社を置くセンチュリーアームズ(Century Arms)は声明を発表し、パリ同時テロ事件現場で押収された銃1丁について、同社が2年以上前に米国に合法的に輸入し、認可を受けた国内の銃砲店に販売した可能性を示す未確認の報告を受けたとし、情報の確認はできないが捜査に協力していると述べた。また、自社の不正行為関与を示唆するものではないと述べている。

 一方、セルビアの工業メーカー、ザスタバ(Zastava)の兵器工場の責任者は11日、AFPの取材に対し、先月のパリ同時テロ事件で使用されたと思われる銃の一部は同工場で製造されたものであり、1丁は2013年にセンチュリーアームズに輸出されたものだと述べた。(c)AFP