フェデラーが明言、リオ五輪の混合ダブルスはヒンギスと
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【12月12日 AFP】男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer)が11日、2016年に行われるリオデジャネイロ五輪の混合ダブルスで、スイスのスター選手マルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)と混合ダブルスに出場することを認めた。
フェデラーはアラブ首長国連邦のスポーツ紙「Sport360」のウェブサイトで、「ああ、混合ダブルスにはマルチナと出場する」と述べている。
スイスを代表するスター選手2人が五輪でタッグを組む可能性については、以前からうわさが流れていた。
夢のペア実現については、35歳のヒンギスからフェデラーに提案し、回答を待っていたと報じられている。
フェデラーは、「とても楽しみだ。マルチナと最後にプレーしたのは、たしか15年前になるからね」とすると、「僕は若いころから彼女にあこがれていた。彼女は世界一の天才だと思っていたんだ。彼女とはほぼ同い年なのに、僕がツアーの出場権を争っているとき、彼女はすでに四大大会(グランドスラム)で優勝していた。なんであんなにすごいのか、信じられなかったよ」と語った。
フェデラーとヒンギスは、15年前の男女混合国別対抗戦ホップマンカップ(Hopman Cup)で共にプレーし、優勝した経験があるが、これを最後にペアを組んだことはない。
また、フェデラーはスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka)と男子ダブルスに出場すると伝えられており、ヒンギスは、ベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)と女子ダブルスに出場することが見込まれている。
世界ランク3位のフェデラーは、2008年の北京五輪で、ワウリンカと共に男子ダブルスの金メダルを獲得したほか、2012年のロンドン五輪では、シングルスでアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に次ぐ銀メダルを手にしている。
「五輪が自分にとって非常に重要だということは、以前から明言してきた」
「すべての五輪はものすごく素晴らしい経験で、新しいものの見方をさせてくれる、有意義な学習の機会だ。他のアスリートを見て、発想やモチベーションを得ることができるし、旗手を務めるのは自分のキャリア、そして人生にとっても誇らしい瞬間だ。スイス代表として、アテネ(Athens)と北京(Beijing)の2大会でそれを経験させてもらったのは、本当に最高の経験だった」
「スタンと金メダルを取って、ミルカ(Mirka、夫人)と2000年のシドニー(Sidney)大会で出会い、ロンドン(London)で銀メダルを獲得した。金メダリストになったような気分だったよ。ウィンブルドン(Wimbledon)で五輪のメダルを取るのは、もう二度とない出来事だろうし、最高の思い出だよ」
(c)AFP