【12月12日 AFP】スイス・ジュネーブ(Geneva)で11日、車から爆発物の痕跡が見つかったとして、シリア出身の男2人が逮捕された。公共放送局RTSが報じた。

 ジュネーブではイスラム過激派によるテロの脅威があるとして警戒を強化しており、RTSによるとフランス国境に続く道路でスイス警察が検問を行っていた。

 警察は、逮捕した男2人が外国の情報機関からの情報に基づき市内で8日から指名手配中の容疑者4人と関連があるかどうかについては、言及を避けた。この容疑者4人はイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」への関与が疑われており、スイス・メディアで顔写真が公開されている。

 ジュネーブ当局は10日、5段階の市内の警戒レベルを3に引き上げ、国連(UN)の欧州本部など主要施設に武装警官を配置して警備に当たっている。(c)AFP