【12月11日 AFP】アフガニスタン国防省の10日の発表によると、南部カンダハル(Kandahar)の空港が旧支配勢力タリバン(Taliban)に襲撃された事件は9日夜、空港施設に立てこもって抵抗を続けていた武装集団の最後の1人を軍が殺害し、発生から27時間後に終結した。死者は少なくとも50人に上るという。

 事件は8日、11人からなる武装集団が厳重な警備をかいくぐり、北大西洋条約機構(NATO)軍とアフガン軍の共同基地としても使用されている空港施設に侵入。民間人を人質に取り、アフガン軍との間で銃撃戦となった。

 武装集団の複数のメンバーが民間人の中で自爆。国防省は声明で「兵士10人、警官2人、民間人38人の計50人の罪のない国民がこの襲撃で死亡した」と発表した。死者には女性や子どもも含まれている。また、少なくとも37人が負傷したという。(c)AFP/Jawed Tanveer