バイエルン社長、シュバインシュタイガーに不満のマンU指揮官を批判
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【12月9日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は8日、バスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)の状態について不満を示したイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督を批判した。
独日刊紙ビルト(Bild)に対してルンメニゲ社長は、「私は少しルイス(ファン・ハール監督)に失望している。彼はバスティアンをそっとしておくべきだ。彼はバスティアンとの契約を心から望んだ張本人なのだから」と語っている。
「バスティアンには(適応する)時間が少し必要だ。現時点で彼に判決を下すことはできない」
シュバインシュタイガーは今季開幕前、トップチームで14年を過ごしたバイエルンを退団し、かつてバイエルンを指揮したファン・ハール監督の強い希望により、ユナイテッドに移籍した。
ルンメニゲ社長は、シュバインシュタイガーはイングランドのスタイルに適応している段階であり、先日の試合では移籍後初得点を決めるなど「悪い内容ではない」との見解を示しており、ファン・ハール監督については、「ルイスは他人に共感できるタイプではない」と切り捨てている。
ファン・ハール監督はシュバインシュタイガーについて、バイエルンでコンスタントに披露していたようなパフォーマンスからはほど遠いとして不満を漏らしている。
ファン・ハール監督は、ウェストハム(West Ham)と0-0で引き分けた5日の試合後、ウィンストン・リード(Winston Reid)に対して故意に肘打ちをしたシュバインシュタイガーについて、「彼はどの試合でももっと良いプレーができると思う。われわれは最高のシュバインシュタイガーをまだ見ていない。バイエルン・ミュンヘンで見た選手のようなね」と語っている。
ユナイテッドは、8日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)グループリーグ第6節でVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に2-3で敗れ、決勝トーナメント進出を逃している。(c)AFP