上告審で殺人罪のピストリウス被告、保釈
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【12月8日 AFP】先週行われた上告審で一審の過失致死罪が破棄され、殺人罪での有罪が言い渡された南アフリカの両足義足のランナー、オスカー・ピストリウス被告(29)は8日、請求を認められて保釈された。
オーブリー・レドワバ(Aubrey Ledwaba)判事は「本裁判は2016年4月16日まで持ち越される。被告は保釈金1万ランド(約8万5000円)で保釈される」と述べた。同判事によれば、ピストリウス被告は引き続きプレトリアで自宅軟禁下に置かれるが、捜査官の許可を得れば外出も可能となる。また監視用の電子タグが装着される。
2013年に、恋人だったリーバ・スティンカンプ(Reeva Steenkamp)さんを射殺したピストリウス被告について、検察は一審の過失致死罪よりも重い殺人罪の適用を求めて上告。先週の上告審判決は一審を破棄し、ピストリウス被告に殺人罪での有罪を言い渡した。
ピストリウス被告は一審の過失致死罪の刑期5年のうち1年を服役した後、今年10月に保釈され、自宅軟禁下に置かれていた。(c)AFP