【12月6日 AFP】インドネシアの首都ジャカルタ(Jakarta)で6日、通勤列車とミニバスが踏切で衝突する事故があり、少なくとも16人が死亡、数人が負傷した。

 地元警察はAFPの取材に対し「バスには24人が乗っていた。運転手を含む16人が死亡し、残る乗客は病院で治療を受けている」と述べた。

 また運輸省報道官はAFPに対し。同省と国家運輸安全委員会(NTSC)は調査チームを派遣し、衝突の原因を調査するとしている。

 列車を運行しているクレタ・コミューター・ライン(Kereta Commuter Line)の広報担当者によると、事故は午前9時(日本時間同日午前11時)前にジャカルタ北部の踏切で発生。満員のバスが踏切を渡っていたところ、列車が衝突した。バスは遮断機が下りていたにもかかわらず、踏切に入っていったという。

 また広報担当者は、この事故で列車の乗客乗員にけがはなかった一方、バスの乗客には死者が出たと語り、さらに、列車の運転士は事故発生前、規定の手順に従いバスに向かって警笛を鳴らしたと話した。(c)AFP