コロンビア沖に沈む財宝船発見、300年の謎に終止符
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【12月6日 AFP】カリブ海で約300年前に英艦隊によって沈められた、金や財宝を積んだスペイン海軍のガレオン船、サンホセ(San Jose)号が発見された。コロンビアのフアン・マヌエル・サントス(Juan Manuel Santos)大統領が5日、発表した。
発見現場に近い北部カルタヘナ(Cartagena)での会見でサントス大統領は、「人類史上、最も価値ある発見物」だと述べた。
サンホセ号の捜索は、トレジャーハンターらにより数十年にわたって行われていた。その間、多くの沈没船が見つかったが、サンホセ号の沈没地点だけはこれまで不明だった。
スペイン継承戦争(Spanish Succession)さなかの1708年6月、船を奪おうとする英艦隊との戦闘の末、同船はコロンビアのカリブ沖にあるロサリオ諸島(Islas del Rosario)近くの海に沈んだ。船は、金や銀、その他の財宝をアメリカ大陸の植民地からスペイン王フェリペ5世(Philip V)のために運ぶ船団の主船だった。
サントス大統領によると、専門家らは11月27日に船をサンホセ号と特定。銅製の大砲に刻まれていたユニークなイルカの図柄が特定の決め手となった。船は海底で横倒しになった状態という。(c)AFP