イラクへの地上部隊派遣、「敵対行為とみなす」
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【12月4日 AFP】イラクのハイダル・アバディ(Haider al-Abadi)首相は3日、どこの国であれイラク領内に地上部隊を派遣すれば「敵対行為」とみなすと警告した。イラクがこれまで外国に軍派遣を要請したことはないと述べている。
米国は、イラクとシリアで展開するイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」掃討作戦のため、100人規模の特殊部隊をイラクに派遣すると発表している。また、米上院ではイラクに駐留する米兵を3倍に増加する案を議員2人が提出している。
しかし、アバディ首相は声明で、イラクは「いかなる国であっても、地上部隊を派遣するなら敵対行為とみなし、これに基づいた対応をする」と述べた。
アバディ首相はこれまでもイラクに他国の地上部隊は必要ないと繰り返してきたが、はっきり断言したのは初めて。(c)AFP