【12月3日 AFP】アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)の新最高指導者アクタル・マンスール(Akhtar Mansour)師が、司令官同士の会合での白熱した論議後に起きた銃撃戦で重傷を負ったことが分かった。当局が2日、明らかにした。タリバン内部の深い亀裂が露呈した形だ。

 マンスール師の生死は今のところ不明。同師は4か月前にタリバンの最高指導者に就任したばかり。同師の地位継承は、組織内での激しいあつれきを生んでいた。

 アフガニスタン第1副大統領の報道官によると、パキスタンのクエッタ(Quetta)付近で行われたタリバンの会合で、口論が銃撃戦に発展し、マンスール師以外のメンバー5人が死亡した。

 同報道官はAFPに対し、「信頼できる情報」として、「マンスール師は重傷を負った。病院に搬送されたが、生存しているかどうかは定かではない」と述べた。(c)AFP/ Usman SHARIFI