ヨガ習得で早期釈放の機会、インド刑務所が導入
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【12月2日 AFP】インド西部マハラシュトラ(Maharashtra)州プネ(Pune)のエルワダ中央刑務所(Yerwada Central Jail)は、受刑者が早期釈放の機会を得られる奇抜なプログラムを考え出した──ヨガのポーズを習得し、試験に合格することだ。刑務所当局者が2日、述べた。
プログラムの責任者によると、インド伝統のヨガで刑務官を感心させることのできた受刑者は、最高で3か月の刑期短縮を得られるという。このプログラムは、受刑者の精神的・肉体的な健康を向上させることがねらいだ。
試験では「ヨガとは何か」や「ヨガはどのように役立つか」などの質問に解答しなければならない。また、複雑なヨガの一連の動きを実演する必要がある。
プログラムの責任者は「ヨガは精神と肉体のエネルギーを調和させる上で極めて有効であることが分かっている。心の形成に非常に大きな役割を果たしてきた」と述べ、試験の解答の一つを明かした。
インドでは、ヨガを愛好するナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相の就任以来、数々のヨガ関連プログラムが進められている。(c)AFP