金正恩氏の叔母、脱北者らを韓国で提訴 名誉毀損で
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【12月2日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記の叔母で、米国在住の高英淑(コ・ヨンスク、Ko Yong-Suk)氏が韓国で2日、脱北者3人を名誉毀損で訴えた。
高氏は金第1書記の母親の妹で、1998年に夫と共に米国に亡命。金第1書記のスイス留学時代には、世話役を務めていた。
高氏は90年代に北朝鮮から韓国に亡命した3人の脱北者が、自分や家族について繰り返し「うその情報を広めている」と主張している。特に2013~14年にかけてこの脱北者3人が韓国のテレビ番組で行った発言によって名誉を傷つけられたとして、計6000万ウォン(約630万円)の損害賠償を求めている。
代理人として訴状を提出した韓国の首都ソウル(Seoul)の弁護士、康容碩(カン・ヨンソク、Kang Yong-Seok)氏によると、脱北者3人の発言には、金第1書記の父親の故金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記の秘密資金を高氏が管理していたとするものや、1910~45年の日本の植民地支配時代の朝鮮半島で高氏の父親が日本の協力者だったというもの、高氏が米国亡命後に整形手術を受けたというものなどが含まれるという。(c)AFP