塩分多いメニューに警告表示義務付け、飲食チェーン対象 米NY
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【12月2日 AFP】米ニューヨーク(New York)市は1日、飲食店に対して全米で初めて、1日当たりの推奨摂取量を上回る塩分を含むメニューには警告表示を載せるよう義務付けた。心臓病対策の一環だという。
規制の対象となるのは、全米で15店舗以上をチェーン展開している飲食店。ナトリウムの含有量が2.3グラム以上のメニューの横には、塩入れのイラストの警告マークを表示しなければならない。さらに、ナトリウム摂取量が多いと心臓病と心臓発作のリスクを高める可能性があるという警告文も載せなければならない。
ニューヨーク市の保健委員会は9月に同条例を全会一致で採択。レストランチェーンは、今回の規制に90日以内に従わなければならず、3月1日からは違反した場合には200ドル(約2万5000円)の罰金が科される。
同条例は、健康的な生活を推進する公衆衛生上の取り組みの新たな一例で、同市による先駆的な禁煙条例は世界各国で採用されている。(c)AFP/Thomas URBAIN