【12月1日 AFP】フィリピンの歓楽街でトランスジェンダー(性別越境者)のフィリピン人女性を殺害した罪に問われていた米海兵隊員のジョセフ・スコット・ペンバートン(Joseph Scott Pemberton)被告に対し、フィリピンの裁判所は1日、有罪判決を言い渡した。

 ペンバートン被告は2014年10月、フィリピン北部の港湾都市オロンガポ(Olongapo)付近で行われた米比合同軍事演習の後、バーで知り合ったトランスジェンダーのフィリピン人女性、ジェニファー・ロード(Jennifer Laude)さんをモーテルで殺害した。

 フィリピン政府が長年の同盟国である米国と国防面で軍事連携を深めようとする中、今回の裁判はフィリピン国内で注目を集めていた。(c)AFP