訓練を襲撃と勘違い、学生パニックで1人死亡37人負傷 ケニア
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【12月1日 AFP】ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)のストラスモア大学(Strathmore University)で11月30日、訓練を本物の襲撃と勘違いした学生らがパニックになり、職員1人が死亡、37人が負傷した。同大学が明らかにした。
同大学の広報担当者によると、死亡したのは頭部を負傷した33歳の女性職員。警察によると、首都中心部に近い同大学では当時、襲撃を想定した訓練が行われていた。当時の様子をとらえた写真には、怯えた学生らが窓台の上に立っている様子が捉えられている。
大学の広報担当者によると、「15人前後」が病院で治療を受けた他、22人がより軽度のけがをした。負傷者の大半は、「高層階から飛び降りた」ことによる骨折だったという。学生らは、銃声に驚き急いで避難しようとしたと話している。
同国ではこのところ、ソマリアの国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系イスラム過激派組織アルシャバーブ(Shebab)による襲撃事件が相次ぎ、不安が広がっている。(c)AFP