【11月28日 AFP】全米小売業協会(NRF)は、27日から週末にかけて行われるブラックフライデー(Black Friday)のセールで、ネット小売りも含め約1億3580万人の買い物客が見込まれると発表した。

 ブラックフライデーは米国の感謝祭(Thanksgiving Day)翌日の金曜日で、小売店が年末に向けた特売セールを始める日。買い物客の熱狂を期待して、セールを感謝祭の日に始める小売店も多い。

 NRFでは感謝祭の26日から週末29日までの4日間で、前年比1.6%増の約1億3580万人が買い物をすると予測している。

 ネットショッピングのブームにより、実際の店舗を持つ小売店でもウェブサイトやモバイル機器を通じた販売を強化している。調査会社コムスコア(comScore)は今年11~12月のネットショッピングの売り上げを前年比14%増の700億ドル(約8兆6000億円)と予測。調査会社フォレスター・リサーチ(Forrester Research)は同11%増の950億ドル(約11兆7000億円)と予測している。

 ブラックフライデー直後の月曜日はサイバー・マンデー(Cyber Monday)と呼ばれ、多くの消費者が仕事に戻った後もネット上で買い物をする日とされている。NRFはこの日だけで約1億8400万人がネットショッピングをすると予測している。(c)AFP