【11月28日 AFP】(一部更新、写真追加)米コロラド(Colorado)州コロラドスプリングズ(Colorado Springs)にある米NPO「プランド・ペアレントフッド(Planned Parenthood)」の医療施設で27日、銃を持った男が立てこもり、警察との間で銃撃戦となった。事件は発生から5時間後に男が投降し終息したが、3人が死亡、9人が負傷した。

 コロラドスプリングズのジョン・サザーズ(John Suthers)市長は、「犯人は拘束された。事態は解決し、市民へのこれ以上の危険はない」と発表した。死者は1人が警官、2人が一般市民だという。

 現場はプランド・ペアレントフッドの家族計画センター。同団体は中絶手術を提供しており、保守派から批判を受けていた。ただ、男が特にこの家族計画センターを標的に選んだのかどうかは今のところ不明で、男の身元も特定されていない。

 現地からの映像には、保安官事務所の特殊部隊が展開している様子が映っていた。立てこもった男が爆発物を所持している恐れがあったことから、警察は男の投降後、現場をくまなく捜索した。

 警察によると、27日は感謝祭の休日明けで、家族計画センターは通常通り営業していた。事件発生時には「多数」の人々が施設内から避難したが、一部は容疑者と共に屋内に留まっていたという。(c)AFP