【11月25日 AFP】タイ北東部のコラート(Korat)空軍基地で、中国とタイが2週間にわたり初の空軍合同軍事演習「ファルコン・ストライク2015(Falcon Strike 2015)」を実施中だ。軍政下のタイと中国が軍事的・政治的な結び付きを強めている象徴とみられている。

 タイは長らく、米国にとって東南アジアで最も信頼できる軍事同盟国だった。だが、2014年5月のクーデターで軍が実権を握り、人権抑圧が問題視されるようになってから両国関係は緊張している。専門家は「タイ軍政から見れば、同じ言語を話し、独裁体制という同じ手法を取る中国との関係のほうがずっと楽なのは当然だ」と指摘している。(c)AFP