仏、空母から初のシリア・イラク空爆 対IS戦を強化
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【11月24日 AFP】フランスは23日、地中海(Mediterranean Sea)に派遣した空母から、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に対する空爆を開始した。
地中海東部に配置されたばかりの空母シャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)に乗船しているピエール・ドビリエ(Pierre de Villiers)陸軍参謀総長によると、同空母から同日出撃した戦闘機が、イラクのラマディ(Ramadi)とモスル(Mosul)のIS拠点を空爆。
また国防省によると、その数時間後には、ISの事実上の「首都」となっているシリア北部ラッカ(Raqa)でも空爆を実施し、「テロリスト戦闘員らによって占領されている施設を破壊した」という。
国際社会はISの打倒を目指す努力を加速させており、首脳らはシリア危機をめぐる協議を進めている。
フランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領は同日、パリ(Paris)でデービッド・キャメロン(David Cameron)英首相と会談。キャメロン首相は、同市に対する同時テロを受けて対IS攻撃を強化するというフランスの決断をたたえ、シリアのISに対する空爆を実施している有志連合への英軍の参加を、26日の議会で訴えていく意向を示した。(c)AFP