エンリケ監督、メッシのクラシコ出場は試合の「1時間前に決断」
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【11月21日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は20日、約2か月ぶりの復帰となるリオネル・メッシ(Lionel Messi)を、翌日行われるレアル・マドリード(Real Madrid)との「エル・クラシコ(El Clasico)」で先発出場させるか否かの決断を、試合の1時間前に下すと語った。
9月26日のラス・パルマス(UD Las Palmas)戦で膝のじん帯を痛めて欠場が続いていたメッシは、今週のチーム練習をすべてこなし、サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)での一戦に出場が見込まれている。
エンリケ監督は「復帰してからのメッシの感触はポジティブで、グループ内のリズムに乗って練習している。今日も練習があるので、その後に話し合う」と語った。
「身体的に100パーセントではないのは明白だが、彼がプレーしようがしまいが、回復したことは朗報だ」
「レオ(メッシ)がプレーするか否かは、試合の1時間前に決断する」
リーグ首位に立つバルセロナは、レアルに勝利すれば勝ち点6差をつけることになるが、12節を終えた時点でこれがタイトル争いを決定づけるものになるとの考えを指揮官は否定した。
「私にとって、この試合はリーグ戦を決定づけるものではないが、最大のライバルのホームで勝てれば最高だ。バルサの選手にとって最高のシナリオだ」
130人の死亡者を出したフランス・パリ(Paris)の襲撃事件を受け、この一戦はかつてないほどの厳戒態勢の下で開催される。
スタジアムの周辺には、厳重警備とされる試合で動員される数の6倍となる計1200人の警官が配備される。
それでもエンリケ監督は自分にできることは試合に集中することだけだとし、試合を円滑に進行させることについては専門家に任せるとコメントしている。(c)AFP