【11月21日 AFP】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が、排気量の大きい3.0リットルのディーゼル車でも当初の報告より5年以上前から排ガス規制を不正に逃れる装置を搭載していたと、米環境保護局(EPA)が20日に発表した。

 EPAによると、VWグループ関係者からEPAが違法な「無効化機能」と指摘する技術について、当初報告していた2014~16年型だけでなく、2009年以降に製造した排気量3.0リットルの全モデルに搭載していたとの報告を受けたという。

 今回の報告により、問題の装置が搭載されていた3.0リットルエンジンのディーゼル車はVW、アウディ(Audi)、ポルシェ(Porsche)の高級車など米国内だけで計8万5000台に拡大した。(c)AFP/John BIERS