【11月20日 AFP】英ロンドン(London)東部ショーディッチ(Shoreditch)地区の歩道に19日、スプレーで描かれた英情報機関「政府通信本部(GCHQ)」の求人広告が登場した。

 ショーディッチ地区はラフで型破りな雰囲気で知られる。情報機関の職員という肩書から連想される上品で身なりの良い人物像よりも、あごひげを蓄えタトゥーを彫った人々の姿がしっくりくる界隈だ。

 だが、IT分野に長けた人材を求めるGCHQは、時代の最先端を行く「ヒップスター」たちに人気の高い街の路上にスプレー広告を出すことで、型にはまった情報機関のイメージを打破したいと説明している。

 この広告は、中部マンチェスター(Manchester)やバーミンガム(Birmingham)、リーズ(Leeds)、ウォルバーハンプトン(Wolverhampton)の路上にも登場した。

 GCHQは英国政府の通信傍受機関として知られるが、サイバー犯罪の増加を受け、暗号解読やハッキング阻止などの活動が増える傾向にある。(c)AFP