イタリア人気観光地、テロの標的か 容疑者5人を追跡中
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【11月20日 AFP】イタリアのパオロ・ジェンティローニ(Paolo Gentiloni)外相は19日、ローマ(Rome)やミラノ(Milan)の観光地を対象としたテロ攻撃の可能性があるとの米国からの情報提供をうけ容疑者5人の行方を追っていることを明らかにした。
ローマの在イタリア米国大使館は、バチカンのサンピエトロ広場(St Peter's Square)、ミラノ大聖堂(Duomo Di Milano、ドゥオモ)やスカラ座(La Scala)などのイタリアの人気観光地が「攻撃対象となる可能性」を指摘し、ウェブサイトで警戒を呼びかけている。ほかにもローマとミラノの教会やシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)、レストラン、劇場、ホテルも狙われる恐れがあるという。
イタリアメディアによると、米連邦捜査局(FBI)からイタリア当局に容疑者5人の氏名提供があったが、具体的な攻撃計画などの詳細は知らされていない。
ジェンティローニ外相は国営イタリア放送協会(RAI)に「昨日の午後から治安部隊が5人の行方を追っている」とのみ述べ、すでにイタリア政府は攻撃の可能性に備えた用意をしていると付け加えた。(c)AFP/Angus MACKINNON