【11月19日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の掃討作戦を強化しているロシアは18日、シリアのIS掌握地域を通行する全てのタンクローリーを空爆対象とすると発表した。

 露通信社によれば、国防省のアンドレイ・カルタポロフ(Andrei Kartapolov)氏が「きょう下された決定に基づき、露軍機は現在、IS掌握地域でテロリストの所有する石油製品を運ぶタンクローリーに対し、いわゆる『フリーハント』で飛行している」と語った。既に、シリアからイラク国内の石油精製所を目指して原油を運搬していたトラック約500台をこの数日で破壊したという。

 原油の密輸による収益は、ISの主要資金源となっている。(c)AFP