ギリシャの海岸にラブレター漂着、紙面で持ち主捜し
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【11月17日 AFP】ギリシャの海岸に最近打ち上げられたラブレターの持ち主を捜している――そんな記事が16日、スウェーデンの日刊紙アフトンブラデット(Aftonbladet)に掲載された。移民かその恋人がしたためた後、紛失したものとみられるという。
ラブレターは、移民危機の取材でサモス(Samos)島を訪れていた同紙の記者が発見した。防水袋に入った状態で、移民を満載した船が毎日トルコから到着する海岸に落ちていたという。
同紙は、この感動的な手紙を正当な持ち主に返すため、一般の人々の助けを借りたいとしている。
紙面には、「もしあなたが書いたのでしたら、数行を引用することをお許しください」という一文の後に、「愛するローズ 僕の人生最後の瞬間まで君を愛することを約束する。何が起きたとしても、いかなるものにも僕たちを引き裂かせないと約束する」とのラブレターの一節が掲載されている。
手紙は、先月29日に発見された後、ストックホルム(Stockholm)にある同社事務所で保管されていた。イラクのアラビア語で書かれており、モハマド(Mohammad)やアハマド(Ahmad)といった名前のニックネームとして使われることの多いハモディ(Hamody)と署名されている。(c)AFP