バングラデシュの結合双生児が死亡
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【11月16日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で前週に誕生した頭部が二つある女の結合双生児が、集中治療室での治療もむなしく死亡した。双生児の治療を担当していた病院が16日、明らかにした。
11日に誕生した一つの体に二つの頭部と二つの心臓を持つ赤ちゃん。「奇跡の赤ちゃん」のニュースが広まると数千人が病院を訪れていた。
結合双生児の赤ちゃんは同国最大の公立病院、ダッカ医科大学病院(Dhaka Medical College Hospital)の集中治療室に移送され、専門医療チームによる治療を受けていたが、誕生から一週間もたたない15日に亡くなったという。死因は心不全とみられる。
父親のジャマル・ミアさんは、「娘(の遺体)を故郷まで運ぶ車を借りるお金がなかった。それで病院の先生たちが彼女をダッカの墓地に埋葬するお金をくれた」と話し、遺体をダッカの公共墓地に埋葬したと語った。
だが、帝王切開で出産した母親は現在も体調がおもわしくないため、娘の死は知らせていないという。(c)AFP