【11月14日 AFP】(一部更新、写真追加)フランス・パリ(Paris)で13日夜、連続銃撃・爆発事件があり、捜査当局によると少なくとも39人が死亡した。市内のコンサートホールで何者かが人質をとって立てこもっている。

 警察によると、犠牲者のうち15人は市東部にあるコンサートホール「バタクラン(Bataclan)」で死亡した。現在も人質が出ているという。

 一方、残る3人の犠牲者は、パリ市北郊にあるスタジアム「スタッド・ド・フランス(Stade de France)」で起きた爆発で死亡した。スタジアムでは当時フランス対ドイツのサッカーの試合が行われており、フランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領が現地で観戦していた。

 バタクラン・コンサートホール付近のレストランでも襲撃があったとの情報がある。

 事態を受け、オランド大統領は閣僚らと内務省で緊急会合を開き、危機管理室を設置した。

 パリでは今月末から国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)第21回締約国会議(COP21)が開催される予定で、仏政府は先週、警備強化の一環で入国管理を厳しくすると発表していた。(c)AFP