【11月13日 AFP】米検察当局は12日、コカインを米国に密輸しようとしたとして、ベネズエラ大統領夫人のおい2人を起訴したと発表した。

 これにより、既に緊張関係にある米国とベネズエラの関係が、さらに悪化する恐れがある。また産油国のベネズエラは経済危機に陥っており、来月には議会選挙も控えている。

 米検察当局によると、エフライン・アントニオ・カンポフローレス(Efrain Antonio Campo Flores)とフランキ・フランシスコ・フローレス・デフレイタス(Franqui Francisco Flores de Freitas)の両被告は10日にハイチで身柄を拘束され、同日に米捜査官らによってニューヨークに移送された。

 両被告は12日、マンハッタン(Manhattan)の連邦裁判所に出廷。起訴状によると、「検知可能な量のコカイン」を含む規制薬物少なくとも5キロの米国への密輸を共謀した罪で起訴された。さらに2人は、ベネズエラで、ホンジュラス経由での米国へのコカイン輸送に関する集会に参加した疑いももたれている。(c)AFP/Jennie MATTHEW