旧KGBに放火、アーティストを拘束 ロシア
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【11月10日 AFP】ロシア・モスクワ(Moscow)で9日、旧ソ連時代の国家保安委員会(KGB)の後継機関であるロシア連邦保安局(FSB)の本部の扉に放火したとして、政治的なパフォーマンスで知られるアーティストのピョートル・パブレンスキー(Pyotr Pavlensky)氏が警察に身柄を拘束された。
「赤の広場(Red Square)」に自分の睾丸を釘で打ち付けるパフォーマンスで最も有名になったパブレンスキー氏はモスクワの警察署に拘束されている。AFPの取材に応じた同氏の弁護士オルガ・チャフダール(Olga Chavdar)氏によれば、パブレンスキー氏は9日午前1時(日本時間同日午前7時)ごろ、モスクワ中心部にあるFSBの建物の木製の扉に放火したという。
AFPの取材に応じた警察の報道官は、政治的理由による破壊行為とみて警察は捜査を開始したことを明らかにした。
汚損または建造物破損による破壊行為で訴追され、有罪判決が下された場合、パブレンスキー氏は最大3年の禁錮刑を科される可能性がある。(c)AFP/Anna MALPAS