【11月10日 AFP】メキシコ南部ゲレロ(Guerrero)州で8日、闘鶏場とサッカー場で別々の銃撃事件が起き、合わせて少なくとも16人が死亡した。地元当局が9日、発表した。

 州検察当局によれば、同州クアヒニクイラパ(Cuajinicuilapa)の闘鶏場で8日夜、武装した市民らの間で銃撃戦が起き、未成年者2人を含む12人が死亡した。銃撃戦の原因は今のところ不明。

 また、警察当局によると、同州アカプルコ(Acapulco)郊外でも同日、アマチュアサッカーの試合が行われた後に銃撃があり、4人が死亡、3人が負傷した。銃撃は白昼に起き、選手たちがくつろぐ競技場に武装集団が侵入し、選手らに向け発砲した。

 ゲレロ州は、昨年9月にイグアラ(Iguala)市で学生43人が地元警官らに拉致されて行方不明になる事件が起きた州。(c)AFP/Allan Garcia