【11月8日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、8日にシャルケ04(Schalke 04)とのルールダービーを控える中で負傷したマルコ・ロイス(Marco Reus)の欠場が決まっているが、ゴールを量産している攻撃陣の勢いが衰える兆しは見られない。

 トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)新監督が就任した今季、公式戦21試合で68ゴールを稼ぎ出しているドルトムントは、シャルケとのダービーには、脚の付け根を痛めたロイスを欠いて臨むことになる。

 ロイスはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2015-16)のガバラFK(Qabala FK)戦に出場して先制点を決めたものの、その後同箇所を痛めた。シャルケ戦では、ヨナス・ホフマン(Jonas Hofmann)かゴンサロ・カストロ(Gonzalo Castro)が左ウイングに入るとみられる。

 しかし、ドルトムントはロイスが退いた後もピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)とヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)のゴールなどでさらに3点を加えることに成功し、最終的には4-0でガバラFKに大勝した。

 現在のブンデスリーガでドルトムントよりも得点力が上なのはリーグ首位のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のみで、クラブでスポーティングディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)氏も、「われわれには、他に何人も危険な選手がいる。良いチームとはそういうものだ」と話している。

 ドルトムントが苦もなくゴールネットを揺らし続けているのに対し、シャルケはここまでの11節で合計わずか14ゴールと、得点力の低さに苦しんでいる。合計14ゴールは、オーバメヤンがリーグ戦で挙げている13得点よりも1点多いだけで、しかもオーバメヤンは、公式戦合計では21ゴールを挙げている。

 そのオーバメヤンは、「ドルトムントのファンにとっては、本当に大切な試合になる。もちろん、試合に負けることはいつだってあるけど、ダービーはファンが勝ちを求める試合なんだ」と話した。

「必ず勝つよ。僕らのホームだし、チームの状態もいいからね」

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