南スーダン、航空機が墜落 少なくとも27人死亡
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【11月4日 AFP】南スーダンで4日、首都ジュバ(Juba)の空港から飛び立った航空機が直後に墜落し、少なくとも27人が死亡した。現地のAFP記者が述べた。地元ラジオ局は、墜落したのは貨物輸送機としている。
現地のAFP記者によると、航空機は白ナイル(White Nile)川の島にある小さな農村に墜落した。墜落現場では警察が男女や子どもの遺体を収容しており、AFP記者は少なくとも27人の遺体を確認したという。機体は森林地帯に突っ込み、その一部や残骸などは川岸の広い範囲に散乱している。
現場の警察によると、航空機に何人が乗っていたのか、墜落時に地上で何人が巻き込まれたのかなどは分かっていないため、現在のところ死者数を発表することはできないと述べた。
島には小規模な農村がいくつかあるという。また、南スーダンでは、地方部に飛行する貨物機が乗客を乗せることが多い。
国連(UN)が支援するラジオミラヤ(Radio Miraya)は、「上ナイル(Upper Nile)州パロチ(Paloch)行きの貨物輸送機が、ジュバ国際空港(Juba International Airport)の滑走路からわずか800メートルの距離で墜落した」と述べている。同ラジオによると、空港当局者は生存者が乗客の3人のみと述べており、死者は40人に達する恐れがある。(c)AFP